カンボジア・アンコール遺跡群での地域トラベルサポーター養成講座が無事に終了!12名の新しいメンバーが加わり、海外版地域トラベルサポートの仕組み作りがスタートします!
バリアフリー海外旅行の更なる発展に向けて、中長期戦略のひとつとして、東南アジア・東アジア地域における地域トラベルサポートの仕組みを作り始めました。日本で推進している地域トラベルサポーターの活動と課題は似ていて、①日本のバリアフリー旅行会社では、海外での車いす貸出やトラベルサポートの仕組みがない。現地に介護に関するライセンスはない。②現地旅行会社・日本語ガイドさんたちは、新しい収入源の獲得と日本語ガイドの収入アップ。③障がいがあるお客様は、より安心して旅がしたい。日本からトラベルサポーターを連れていくの旅行代金が高額になるため、旅先だけの介助の仕組みも求めていると、三方よしな活動になります。全国のあらゆる旅行会社が利用できるサービスにしたいと考えています。
研修スケジュール
<1日目/ 3月3日土曜日>
研修は午後13:00開始。午前中は、翌日実施する実地研修場所の研修動線確認のため、アンコールワット、アンコールトム、タ・プロームの遺跡群へ。13:00 -18:00 研修スタート!自己紹介、なぜこの活動をやる必要があるのか、ご高齢・障がいがあるお客様はどんなことを不安に思っているのか、どんなことを配慮したらいいのか、車いす操作の仕方練習など。18:00-21:00 現地旅行会社スタッフとの研修打合せ&商品化に向けたスケジュール確認など。終了。
<2日目/ 3月4日 日曜日>
午前中08:00-12:00 は高齢者疑似体験を使って、アンコールワット遺跡巡り。駐車場から第1回廊、第2回廊へ。1人1時間体験してもらい、大変さ不自由さを少し理解してもらいました。みんなでランチをしてから午後から13:00-18:00、アンコールワット遺跡にて車いす介助訓練。車いす操作の基本だけでなく、車いすに乗っているお客様の気持ちを知ることを目標に実施。夜ご飯は、研修生たちと食事会をしてみんなの思いを沢山聞きました。
<3日目/ 3月5日 月曜日>
午前中08:00-12:00は、アンコールトムのバイヨン遺跡で車いす介助訓練と視覚障がいがあるお客様の介助訓練をしました。午後13:00-17:00は、タ・プローム遺跡での車いす介助訓練をして、事務所に戻り研修の振り返り、再度車いす操作方法確認、1人ずつ感想、地域トラベルサポーター養成講座修了証書授与。夕食18:00-19:00 研修生の皆さんとお疲れ様会※そのまま、シェムリアップ空港へ。3/6朝に帰国※日本からノーパンタイヤの手動車いすを一台寄贈しました。これから5台まで増やします!
海外での、地域トラベルサポーター養成講座は初めてで、試行錯誤の連続でしたがとても有意義な活動になりました。大切なのはこれを続けていくこと。