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新着情報

高齢化


16日の敬老の日に合わせて、総務省は15日、日本の高齢者が3625万人とする人口推計を発表した。前年より2万人増えており過去最多だった。
発表によると、15日時点の総人口は1億2376万人。このうち65歳以上の高齢者は3625万人と29%を占めた。内訳は、男性が1572万人、女性が2053万人だった。また、75歳以上は2076万人で、総人口の17%を占めた。65歳以上の働く人は過去最多の914万人で、20年連続で増加している。産業別では「卸売・小売」(132万人)がトップ。次いで、福祉・医療107万人▽サービス104万人▽農林業99万人――と続いた。10年前と比較すると、福祉・医療は63万人増加しており、2・4倍の水準となった。
 
 
厚生労働省が8月30日に公表した2022年度介護保険事業状況報告で、要支援・要介護認定者が694万人だったことが分かった。前年より約5万人増えており、過去最多を更新した。
 
 
県国民健康保険団体連合会(県国保連)は24日、青森県の2024年2月1日現在の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)が34.91%だったと公表した。前年同期に比べて0.53ポイント増加し、過去最高を更新した。40市町村別に見ると、40%を超えた自治体はつがる、野辺地、横浜、南部の4市町が加わり、ちょうど半数の20市町村に増えた。5年ぶりに高齢化率が下がった自治体が3町村あった。高齢者人口は前年より減少したものの、高齢化率の上昇が続いている。
 
 

認知症


認知症患者は急速な高齢化の進展に伴い増加傾向にある。厚生労働省の研究班の推計によると、高齢の患者数は22年に約443万人。40年には、記憶力低下などがある「軽度認知障害」を含めて計約1200万人が罹患(りかん)する可能性がある。
 
 
昨年1年間、警察に届け出があった認知症の行方不明者は前年比330人増の1万9,039人。統計を取り始めた2012年以降最多である。このうち遺体で発見されたのが502人で、これも最多となった。行方不明者の95%が無事発見されているが、250人は未発見のままだ。年齢別では、80代以上が全体の6割を占めている。70代が3割超。60代826人。50代140人。40代9人。30代2人。65歳未満の若年性認知症も多く、警察に届けていない事例もあるので、行方不明者の実数はさらに多いと推測される。
 
 

フレイル


今年も災害級の猛暑が見込まれるなか、日中の外出の機会が減ることで心身の活力が低下する「フレイル」になるリスクが高まると指摘されています。その対策を取材しました。
 
■猛暑で高まる“フレイル”のリスク
この夏、心配されている「フレイル」。そして、猛暑による「フレイルの悪循環」です。そもそもフレイルとは、健康な状態と、心身が老い衰えて歩けないなどの要介護状態との中間のことです。まず、フレイルの歩き方の特徴を教えてもらいました。
 
>>>足と歩行のクリニック 戸原遼院長
「手の振りが少ない。足が上がらず、すり足になっている。体の左右のふらつきが大きい」また、歩幅が狭い、歩行速度が遅いなどがあります。専門家によりますと、急な体重の減少や筋力の低下、疲労感、歩行速度の低下、運動習慣などの5項目で3つ以上当てはまるとフレイルの可能性があるといいます。
 
>>>東京都健康長寿医療センターによりますと、日本の高齢者の8.7%がフレイルで、フレイルの手前であるプレフレイルを合わせるとおよそ半数になります。また、フレイルは高齢者だけのことではないといいます。実際に歩く様子を撮影、チェックしてみると…。
 
>>>足と歩行のクリニック 戸原遼院長
「着地した時に比較的(ひざが)大きく曲がってしまっていますので、ももの筋肉でひざの関節を支えられていないような状態での歩き。全体的に筋力が弱くなっているような状態。このまま40年、50年してくると、さらに筋力低下が進行してしまって、最終的には『フレイル』というような状態になってしまう。今、若い人でもそういう状態になってしまうリスクがある人が非常に多い」若い人でも懸念されるフレイル。ポイントとなるのが、この“暑さ”だというのです。
 
>>>足と歩行のクリニック 戸原遼院長
「例えば、今年すごく暑いですけれども、やはり外に出る習慣がなくなってしまって活動量が減ってしまうと食欲もなくなって、食べる量が落ちてしまうとやはりまた筋力の低下に陥ってしまって、活力が減ってという悪循環に陥ってしまうことで『フレイル』のリスクが夏場に高まるというデータが出ているので」まさに、“フレイルの悪循環”に陥る可能性があるというのです。そんななか、ある画期的な試みが始まっています。電気の使い方でAI(人工知能)がフレイルを検知するというのです。
 
>>>中部電力 事業創造本部 山本卓明課長
「健康な人は使い方に変動がしっかり見られるんですが、フレイルで弱っている方はあまり変動がないと」活動的な人は、出掛ける時には電気を切り、掃除、洗濯などの時には電気のスイッチを入れるなど、電力の使用量の変動が大きいといいます。中部電力では、30分ごとの電気の使い方を100以上の観点からAIが分析してフレイルを検知、その人が住む自治体に知らせるサービスを去年4月から開始しました。連絡を受けた自治体が、フレイルが疑われる人に声掛けなどを行うといいます。
 
>>>中部電力 事業創造本部 傳田純也副長
「(昨年度は)3自治体で導入いただいた。今年度はそれにプラスアルファ10自治体で、13自治体で導入予定」フレイルを予防するために重要なのが運動習慣です。専門家に効果的なトレーニング方法を聞きました。
 
>>>足と歩行のクリニック 山下理沙看護師
「まず股関節の運動からします。少し浅めに、おうちにある椅子に座ってもらって、このまま、ここでかけっこするイメージ。自分に無理のないスピードで、1分間ぐらい。今度はひざの筋肉のトレーニングです。座った状態のまま、足をまっすぐ伸ばします。手を胸の上でバッテンしたりすると、おなかにも力が入ります。テレビ見ながらできます」
 
 人生100年時代。元気に歩き続けるには、フレイル予防が重要です。