認知症患者とご家族の外出・旅行をもっと快適で安全に!
認知症患者とご家族の外出・旅行をもっと快適で安全に!
認知症患者やそのご家族が、安心して旅行・外出できる社会の創造に寄与したい。まだ課題は沢山ありますが、ひとつずつ解決しながら実現に向けた情報発信をしていきます。また、ご家族の介護疲れを解消するための休息の時間(旅行)についても事例共有していきたいです。
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旅行/外出関連おすすめサイト ➁旅の効能
2021年7月13日 クラブツーリズム株式会社
クラブツーリズム株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:酒井博、以下クラブツーリズム)と国立大学法人東北大学(宮城県仙台市、大野英男総長)とは、共同で「旅行が認知症予防にもたらす効果」を研究し、一定の条件下の旅行における認知症リスク低下の可能性を確認いたしました。本研究は、2021 年 3 月の学術論文雑誌「Humanities and Social Sciences Communications」に掲載されました。
2016 年 7 月より、シニア世代の旅行に強みを持つクラブツーリズムと脳科学分野の世界的権威である東北大学加齢医学研究所が連携し、同研究所の「生涯健康脳」研究の一環として瀧靖之教授の指導のもと、医学的見地から調査・研究を行ってまいりました。本研究では、クラブツーリズムの 60 才前後の顧 客 835 名を対象に実施したアンケート調査のデータを解析・研究しました(詳細は次頁)。
解析によって、知的好奇心のひとつである「拡散的好奇心」(*1)が旅行の動機となっていることが確認され、旅行を通じ認知刺激を受けることで「拡散的好奇心」が満たされ、結果として「主観的幸福度」が高まるというメカニズムが解明されました。また、旅行頻度が高まるほど「主観的幸福度」が高まる傾向にあることが分かりました。先行研究において「主観的幸福度」は認知症リスクを低減させる効果があることが証明されていることから、旅行によって認知症リスクを低下させる効果がある可能性が示唆されました。
ただし、好奇心のうち「特殊的好奇心」(*2)と旅行動機の関連性は認められませんでした。「拡散的好奇心」と「特殊的好奇心」の強弱は、個人の好奇心特性に起因しますが、同じ人間でもライフステージなどの環境によって変化すると考えられています。また、前述した個人の好奇心特性や暮らし向きなど生活状況の捉え方によっては、旅行がストレスになる可能性も示唆されました。
*1:拡散的好奇心…物事に対して、幅広く情報を求める性格特性
*2:特殊的好奇心…情報の不調和を解消するために、知識を深めようとする性格特性
*2:特殊的好奇心…情報の不調和を解消するために、知識を深めようとする性格特性
以上のことから、「暮らし向きが苦しい」と捉えているケースを除き、物事に幅広く関心を持つ性格 の人間にとっては、旅行に行く機会が増えるほど、認知症リスク低下が期待できることを本共同研究で導き出しました。
クラブツーリズムではこれまで、「きっと見つかる私の旅。」というコンセプトで、お客様のさまざまな興味・関心にお応えできるよう、テーマ性の高い旅行を数多く取り揃えて参りました。この度の研究結果を受け、お客様が楽しんで旅を続けられるシリーズツアー(一つのテーマを複数回に分けて楽しむ企画)のラインアップ強化や、旅の可能性を広げるようなこれまでにない新しい切り口の企画の提案やサービスを通して、より一層お客様の健康で心豊かな毎日に寄り添える企業を目指してまいります。